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2021-10-15

発達障がいのこどもで起きやすいトラブルとは?その原因と対応方法①

発達障がいのこどもの中には、日常生活でさまざまなトラブルが起きることが少ないありません。

コミュニケーション力や感情のコントロールが難しいこどもがいて、家庭や学校でトラブルが起きてしまうことも。

とくに小学生の発達障がいでは、本格的な集団生活がスタートして人間関係を学ぶ時期に入るので、なおさらです。

吹田で発達障がいのこどもを預かる放デイ「New Step大阪」では、こうした学校でのこどものトラブルを多く耳にしてきました。

そこで今回から3回に分けて、発達障がいをお持ちのこどもに起きやすいトラブルについて、小学校の場合を中心にご紹介します。

発達障がいとは

最近、大人の発達障がいも話題になっていますが、そもそも発達障がいとはどのような特徴があるのでしょうか。

発達障がいは、生まれつき脳の機能に偏りがあって、家庭や学校、職場など周囲の環境にうまくなじめず、日常生活に支障をきたしたり、生きづらいと感じてしまう特性をいいます。

一方で、ある分野には突出した才能を発揮するこどももいるなど、病気ではなくあくまで本人の個性と捉えるようになってきました。

主な発達障がいには、自閉症スペクトラム(ASD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)があります。

発達障がいの原因は、まだはっきりとわかっていません。

かつては育児や躾、教育など家庭や身近な大人が原因といわれてました。

ですが、現在は生まれつき脳の働きがアンバランスな状態で生まれてくると考えられています。

小学生で発達障がいが現れると

こどもは小学校に上がると、本格的に集団生活や集団行動を学びはじめます。

幼稚園や保育園までと違って、集団でのルールや友だちとのコミュニケーション力が求められるようになるのが特徴です。

したがって、より高度な対人関係のスキルやルールを守ること、自分の感情や言動をコントロールして行動することなどが求められるようになります。

そのため、発達障がいのあるこどもはが小学校低学年を迎えると、授業中じっと座っていられなかったり、先生からの指示がわかりづらかったりしてます。

また、忘れ物が多く、みんなで一緒に運動したり、作業をするのが苦手な特徴も多く見られます。

より高度な生活スキルが必要になる高学年に入ると、コミュニケーション力や学習面に大きな影響が現れるようになります。

先生や友だちの冗談がわからず言葉通り受けとめてしまったり、その場の雰囲気を読み取れなかったり、気持ちを言葉で表現するのが苦手なこどもも目立ちます。

また、積み重ねが重要になる教科が増えるため、得意な教科と苦手な教科がはっきりとしてきます。

このように、発達障がいのこどもは小学校でその特徴が目立ちやすくなるのがポイントです。

就学以前はそれほど気にならなかった特徴も、小学校に上がってから発達障がいの傾向が目立ちはじめたり、周囲とのトラブルを起こしたりしはじめるからです。

まとめ

今回は、発達障がいは自閉症スペクトラム(ASD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)の3種類があって、生まれつき脳の機能に偏りがあるのが原因だとご紹介しました。

発達障がいのこどもは日常生活で生活スキルやコミュニケーションなどあらゆる場面でトラブルを抱えるケースが多いのがポイントです。

とくに本格的な学習が始まる小学校になると、得意なことと不得意なことが極端に分かれていきます。

次回は、具体的に発達障がいのこどもに起きやすい対人関係のトラブルについてご説明します。

 

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