発達障がいのあるこども同士のママ友関係は難しい?よりよい関係を築くためのポイントとは(2)
発達障がいのあるこどもを育てている親御さんは、公園や児童館などで遊ばせているとこどもが周囲から浮いてしまうことを感じた体験を何度も持っているでしょう。お友だちと遊んでいるとき、まわりのこどもたちと別の行動をしようとして、溶け込めないことがよくあるからです。
不安でビクビクしながらのママ友づきあい
お子さんの年齢が上がるにつれて、お友だち同士の関係もうまくいかなくなったり、ママ友からの視線が気になったりと、不安を感じる親御さんは少なくありません。
「お友だちとトラブルを起こさないかな」「その場からいなくならないように、ずっと見張っていなきゃ」など、常に神経を尖らせながらこどもを遊ばせていることは日常茶飯事といえるでしょう。
ただ、公園などさまざまなこどもたちが遊びに来る場所で、初対面や知り合って間もないママ友に発達障がいの話をするのも悩ましい問題です。
相手のママ友も、お子さんの独特の言動が気になっていながら、一緒に遊んでくれているかもしれないと考えると、迷惑をかけているかもしれないという思いが大きくなっていきます。
積極的にママ友づくりをするかどうかは、もちろんケースバイケースです。お子さんのためにはママ友をたくさん作って仲良くしたほうがいいと思っていても、性格的に人付き合いが苦手で二の足を踏んでしまう親御さんもいらっしゃいます。
ママ友と仲良くする、良好な関係を築くことが大切という話を耳にするたびに、プレッシャーに感じてしまって気持ちがカタくなってしまうくらいなら、一度ママ友づくりや積極的なアプローチはやめてみる、と割り切ることも大切です。
流れに任せて割り切ってみる
自然の流れに委ねて、ママ友との人間関係をナチュラルな態度で考えることをおすすめします。積極的にママ友を付くって、かえって人間関係で大変な思いを抱えてしまうより、「もしダメならダメでいいんだ。そんななかにもママ友として仲良くできる場合もあるはず」といった余裕のあるスタンスでいることで、かえってよりよいご縁を引き寄せることだってあるはずです。
まとめ:発達障がいのあるこども同士のママ友関係は難しい?よりよい関係を築くためのポイントとは(2)
ママ友づきあいはうまくできればそれに越したことはありません。しかし、無理をして人間関係に振り回されてしまうと、こどもにもネガティブな影響を与えてしまうおそれがあるため、避けるべきです。
積極的なママ友づくりは休んでみる。そして、お子さんに発達障がいがあってもなくても、仲良くなれる人とはママ友として良好な関係が築けるだろう。
そのくらいの気持ちでいるほうが、気持ちの交流がしっかりできるママ友関係ができるかもしれません。
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